モーリス・ジョリー
マキャベリとモンテスキュ
ーの地獄での対話
―選択抜粋―
―本文未収録―
それぞれに、考える能力のある者には誰でも、本人が何になるのか、そしてその周囲の人々に何を広めようと努めるのか選ぶ、或る瞬間、或る時が、その人生においてやって来るだろう。人間的生物を人間化するか、または動物化するか選ぶであろう時が。
ある巨大な、既に構築された世界において、一つの小さな創造物には大きな決断である。果たしてその深みに見つけるだろうか、その魂は道を、それとも永遠の惑いに囚われるだろうか?存在の天秤の上に我々は与えたのみ、そして重りとなったと理解するだろうか?それとも下り坂の道で、失われた人生に有害または無益な日々を加えつつ、永遠に忘れ去られるのだろうか?
望もうではないか、正しい選択をする、或る日、或る時間、或る瞬間が来るだろうことを。その魂が人間的無知と微小さより高いところに立つであろうことを、そして真の宿命に少しの間直面するであろうことを。たぶん従うために、より出来るだけ多くの歩みに間に合うために、消える前に。
本書について:
表面的には民主的従順な人民のために、明らかに人民に告知するために書かれた、そして恐らく彼等の暴君達を教育するために使われた、一冊の陰鬱な手引書である。
或る具体的な時代と社会に触れられていても、-経済的、社会的、そして宗教的レベルにおいて-見えない「君主」下のグローバリズム時代に相当すると熟考の上みなされる。計画的に構築された偽民主主義の、予定された経済の開花と衰退の、そして安価に買われた分別の時代。数世紀に渡り無関心に痛みと死を撒き散らしながら、この世界を汚染する多くの人間達を通して現実へと変形される、一つの哀れな「理想郷」。
病んだ魂の数々は血塗られた王座に可視化された。無教養な魂の数々は無知が人間の闇の面を支配すると理解しない。上位の者が奉仕し下位の者が奉仕されることを感じない。
そして知識のみが、深い、実質的な知識が、人間達によって大いに迫害された、人間性を遂には変容させる本物の力を持つと。
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